不定期連載】不易流行 その1

フヂナミが提唱する「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランドの紹介

世界最高峰の高級カシミヤ・ウールブランドとしても、今や総合アパレルブランドとしても有名なロロ・ピアーナ。特にそのストールは「世界の名品カタログ」にも収蔵される程の名品として知られています。

LVMH(ルイヴィトン・モエヘネシーグループ)に株を売却した後も例外的に、20%の株式を保有し続けている創業家ロロ・ピアーナ家の総帥であり稀代の伊達男でもあったセルジオ・ロロピアーナの言葉があります。

「最高級の上質さは、時代の流れやトレンドを超越する。それをエレガンスと言うのだ。」

これは至言と言うべきものであり、「地域の専門十貨店」フヂナミの背骨を形成している精神とも言って良い言葉です。

時代の流れやトレンドを意識して、常に最新のファッションを発信していく立場である我々アパレルショップが、こうした不変をテーマにした精神と両立する事ができるのか?という一見パラドックスに落ち入りそうな設問のようにも思えますが、実はこれは両立できるのです。

「不易流行」という熟語があります。

これは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること、という意味の蕉風俳諧の理念の一つです。

そんな「不易流行」を形にして、フヂナミの提案する「パーマネントエレガンス」(永遠のエレガンス)を具現化してくれる珠玉のブランド達を1つ1つご紹介して参ります。

「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランド達 その1

『CENTURY(センチュリー)』 − センチュリーを着けるプライスレスな時間

誰もが欲しがる有名ブランド、例えば車で言えば「ベンツ」のようなブランドが良いという方が大多数だと思います。

ロレックスの中古品(もちろん、全てのアイテムではありません。ただ80年代のエクスプローラーなどは当時の値段より遥かに高い値段で取り引きされる事もあるようです。)に高い値段が付くのも、ロレックスを欲しいと思う人が多いという証拠ですし。

でも、その反面そういうステレオタイプな価値観は嫌だという人もいます。ブランドの知名度ではなく、その物の本質を見極めて、購入したいという価値観です。

ベンツではなくあえて国産車、例えばLEXUS(レクサスはそう言ったブランドではないのか?という意見も出てきそうですが)を選ぶような人。

センチュリーという時計は主に都会で暮らすそういう傾向の女性に支持されているブランド。

ベゼルを全て強化サファイアガラスにした斬新なアイデアで、どのデザインの時計も一目でセンチュリーと解るアイデンティティを持っています。

時計だけどそれ自体が、まるでジュエリー。ジュエリー感、ラグジュアリー感を最大限に発揮してくれるブレスレットとも言える存在感です。

デニムやコットンパンツだけではシンプル過ぎ、カジュアルになり過ぎだと感じるのであれば、そこにセンチュリーを1本巻いてみて下さい。

白い綿シャツにデニムのシンプルでカジュアルな装いが、腕元のセンチュリーで一気に嗜みの良さをアピールし大人の女性としてクラスアップできる。そのちょっとの気遣いこそが、「エレガンス」だとフヂナミは考えるのです。

ビッグブランドの製品に比べて相対的にはお安いとは思いますが、もちろん廉価な商品ではありません。でも365日×○○年の満足感を得られるのであれば、それはプライスレスだと、フヂナミは考えます。

 センチュリーの創業は1966年に遡ります。創業者ハンス・ウルリッヒ・クリンゲンベルグは既に数々の発明により知られた存在でしたが、自らのアトリエを構えることで遂にその発明が創造的作品を生み出しました。それは時計のケース内を真空にした画期的なバキュームウォッチや、2種類のサファイアを一体化させたケース構造「メガリス」など、数々の革新的な技術により、輝かしい歴史の第1章を記すことになりました。

 透明でピュアな、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つサファイアは耐久性に優れジュエラーの夢とも言える素材です。この素材はセンチュリーのクラフトマンの創造性と伝統的なカッティング技術の融合と、極めて繊細な作業により光と色の煌めく輝きを生み出して全てのセンチュリーウォッチを唯一無二の素材となりました。

 フィロソフィー
「想像を超えて(Beyond imagination)」はセンチュリーの家訓であり、巧みの技を賞賛しながら更にアトリエを高みへと駆り立ててきました。それはファッション精神とも通じ、シックなレディースウェアと高度な宝飾技術はセンチュリーのそれぞれのコレクションのインスピレーションの源となっています。

 

センチュリーご愛用者へのインタビュー』

数多くのフヂナミのお客様にセンチュリーをお求め頂いておりますが、そのうちのお一人に最近インタビューさせて頂きました。仮にE.Kさんという事にしておきましょう。

私「E.Kさんは、どうしてセンチュリーをお求めになられたのですか?」

E.Kさん「私は、ロレックスのような誰が見ても一目で解るようなブランド物はしたく無かったんです。その時フヂナミさんでセンチュリーを見て、それに一目惚れしちゃったんです。」

私「使われてみて、満足感とかはどうですか?」

E.Kさん「どんなお洋服にも合うので、毎日着けています。毎日自分の腕を見て、『素敵。これを買って本当に良かった』って思っていますよ!」

私「それは良かったです!で、他の方とかに褒められたりはします?」

E.Kさん「ロレックスとかと違って、どのブランドかはやっぱりわからないみたいですから、具体的には少ないんですが、皆さんチラチラと見てるなー、と思いますよ。注目は集めています。」

色白の腕に光るセンチュリーがとてもお似合いのE.Kさん。

お客様とっての「プライスレスな時間」をいかにたくさん創れるか?が地域の専門十貨店であるフヂナミの使命です。

そういう意味では、我々にとってもとても嬉しいインタビューになりました。