不定期連載】不易流行 その2

フヂナミが提唱する「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランドの紹介

世界最高峰の高級カシミヤ・ウールブランドとしても、今や総合アパレルブランドとしても有名なロロ・ピアーナ。特にそのストールは「世界の名品カタログ」にも収蔵される程の名品として知られています。

LVMH(ルイヴィトン・モエヘネシーグループ)に株を売却した後も例外的に、20%の株式を保有し続けている創業家ロロ・ピアーナ家の総帥であり稀代の伊達男でもあったセルジオ・ロロピアーナの言葉があります。

「最高級の上質さは、時代の流れやトレンドを超越する。それをエレガンスと言うのだ。」

これは至言と言うべきものであり、「地域の専門十貨店」フヂナミの背骨を形成している精神とも言って良い言葉です。

時代の流れやトレンドを意識して、常に最新のファッションを発信していく立場である我々アパレルショップが、こうした不変をテーマにした精神と両立する事ができるのか?という一見パラドックスに落ち入りそうな設問のようにも思えますが、実はこれは両立できるのです。

「不易流行」という熟語があります。

これは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること、という意味の蕉風俳諧の理念の一つです。

そんな「不易流行」を形にして、フヂナミの提案する「パーマネントエレガンス」(永遠のエレガンス)を具現化してくれる珠玉のブランド達を1つ1つご紹介して参ります。

 

「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランド達 その2

『BEGG × CO.(ベグ アンド コー)』 − 卓越したその素材感に歴史も時代の空気も共に纏わせていく

フヂナミが「モノ」(質的な検証)本位に数ある商品の中から選び抜いていくと、必然的にシンクロしてくるワードがいくつかあります。

それは例えば「皇室御用達」だったり、「銀座和光」だったり、時には「新宿伊勢丹」だったり、稀に「エルメスなどのスーパーブランド」だったりします。

BEGG × CO.のストールを語る時には、そのうち「銀座和光」「新宿伊勢丹」「エルメスなどのスーパーブランド」の3つがキーワードに含まれます。

毎年10月、ストールのトップシーズンになると銀座和光の店頭にはBEGG × CO.のコーナーが出現します。同時に晴海通り沿いの方のウィンドはBEGG × CO.が一面にディスプレイされるのです。

同じように新宿伊勢丹の1Fにもかなりのスペースを割いたBEGG × CO.コーナーが1カ月もの間、設置されます。

BEGG × CO.のストールをOEM発注をしているスーパーブランドには、前述のHERMESの他、VUITTON、LOEWEなどがありますが、こうしたスーパーブランドがOEMでこぞって扱うのも、和光や伊勢丹が特設コーナーを設けて扱うのも、やはりその品質ならでは。

ストールの本場スコットランドの三大メーカー(Lochcarron、Johnstons)の一つであるBEGG × CO.は、1866年創業の「Begg x Co(ベグ アンド コー)」は、スコットランド南部の町ペイズリーに位置し、馬車用の伝統的な手織りのペイズリー柄ショールを作っていました。1902年、スコットランドの西海岸グラスゴーから南の海沿いにある町エアーに本社を移転。150年以上経った現在もエアー中心部の同じ場所に工場がありますが、世界各国からの需要の高まりにより、工場スペースは当時の2倍以上に拡大しています。そして今日に至っても、熟練職人の手作業による伝統技法を受け継ぎながら、最新機器や高度な技術を積極的に投入し、洗練されたストールコレクションを創り出しています。

「Begg × Co(ベグ アンド コー)」のコレクションを語る上で欠かせないのは、何といっても最高級の天然素材へのこだわりです。カシミアを筆頭にシルク、ラムウールアンゴラ、スーパーファインメリノなど、厳選された極上の天然繊維のみを使ったストールを製作し続け、その品質や肌触りは世界最高峰として知れ渡るようになりました。長年に渡り世界のトップメゾンの織物アクセサリーのOEMを手掛けていることも信頼の証となり、英国を代表する織物ブランドとして地位を確立していきました。

 

 

1866年、馬車用のショールを織る工場として創業したスコットランドの織物メーカー<BEGG × CO (ベグ アンド コー)>は、世界最高峰の風合いをもつカシミヤストールを作り続ける創業150年を超える老舗。カシミヤを筆頭に、最上級の天然素材にこだわり、伝統の技術を受け継ぎ、創業当時から変わらない熟練職人たちの手作業と最新の技術を融合させた世界最高峰のクオリティ、肌触りのストールを生産、世界中の本物がわかる女性や男性に愛されています。その製品は「BEGG × CO(ベグ アンド コー)」のブランドネームで販売される以外に、エルメスなどの世界的なブランドに数多くOEM(製品だけを提供し、ブランドネームは先方のブランドネームを使用する。)提供をしています。

ストールの本場イギリスのブランドとしては、Johnstons(ジョンストンズ)と双璧。アメリカのバラク・オバマ氏が大統領就任式で着用していたのもBEGG × CO(ベグ アンド コー)のストール。

 

 カシミアを中心にした高級な天然素材を豊富なカラーバリエーションで展開する「BEGG × CO.」(ベグ アンド コー)には、年間追加発注可能の定番シリーズが3つあります。

1つは、いわゆるカシミア100%のいわゆるマフラータイプのArranシリーズ。7月8月の真夏であっても最低気温は20℃を下回るスコットランドでは、年間定番扱いとなっていて、色数サイズともに豊富です。フヂナミでは大判サイズのショールタイプが大好評です。

 

もう一つは、カシミア65%シルク35%のStaffaシリーズ。温暖な木更津では、真夏を除いて年間定番として活躍する場面が多いストールです。

その日のスタイリングに合わせて僕はこのStaffaを合計8色揃えています。

このStaffaシリーズは長年ストールを愛用している僕が、沢山の失敗の末にたどり着いた究極のストールです。

僕が考える良いストールの条件とは、①素材が高級で質感がしっかりしてハリ感がある事。例えばコットン素材のストールですと、巻いた時にコシが足りないのでボリュームが出にくく形が決まらない、という事になりがちです。

②素材が高級でひたすら柔らかくオチ感が出る事。例えばエルメスのカレ(正方形のシルクのスカーフの事)は、①で言うところのハリ感があり過ぎてオチ感が足りないので跳ね返ってい形が決まりにくい、という難点があります。やはり適度なオチ感が必要なのです。

Staffaはその①も②も満たして、自由自在に巻けますし、肌触りもウォーム感も満点です。850 × 2000の1サイズですが、小さく畳めるので、真夏にはバッグに忍ばせて冷房の効きすぎた部屋では大きく広げてショール代わりにも使えて便利です。

最後に春夏向けのWispyシリーズをご紹介します。素材は超高級なカシミア100%ですが、最高レベルの強撚をかけているので信じられない程薄くて軽いです。発色も良く色数も豊富です。

ちなみに僕はストールの色選び、合わせ方(=コーディネート)には、3つの方法(ルート)があると思います。

①まずは、合わせるジャケットの柄から一色を抜き出してその色の無地のストールを巻く。という合わせ方。

これは最もベーシックな合わせ方で、オシャレなファッションの達人が集まる国、イタリア人の教えでもあります。冬場のツイードやチェックなどの柄物に合わせる時のゴールデンルールとも言えます。

②フランス語で「faux camaieu(フォカマイユ)」とも呼ばれる合わせ方。トーンオントーンとも言いますね。全体的に同じような色相でまとめていく合わせ方です。ちょっと難易度は高いですが、決まると凄いカッコいい上級のコーディネートと言えます。やはり、ベージュ系やスモーキーで薄めの色で合わせる事が多くなります。

③②のパターンで敢えて色を外して、効かせ色をバシッと持ってくる合わせ方。元気な色、発色の良い色を持ってくる事が多いです。補色関係で合わせるのもスッキリ決まりそう。今年はこの合わせ方がトレンドで、オレンジ色や明るいブルーなどをベージュ系やブラウン系に合わせるのもオシャレですよね。

今月の17日(金)・18日(土)に自分が似合うストールのカラーや巻き方を知れるイベント「イメージコンサルティング」(プロのコンサルタントがを開催しますので、是非ご来店下さい!

Begg × Co. ストールご予約会&イメージコンサルティング − 2023.03.17(金)~03.18(土)

常に貴女の魅力を100%引き出してくれる「特別なストール」が必ず見つかるイベントです!

+貴女の魅力を100%引き出してくれる「ストールの巻き方」もお教え致します!

そのイメージコンサルティングとは、こんなやり方です!

  1. 貴女の魅力を引き出すカラーグループをお伝えする、カラーコンサルティング。

  1.   貴女の魅力を引き出すお洋服のデザインやストールの巻き方をお伝えする、骨格診断。

 

PROFILE – 会社概要 – 

会社名:myér  マイヤー

所在地:〒170-6002 東京都豊島区東池袋2-60-2 池袋パークハイツ1105

代表取締役:川原 麻美

設立:2021年3月

HISTORY – 沿革 –

2021年3月  − 明治安田生命イベントにて出張診断 

2021年8月 − 人気YouTuberとコラボ動画出演

2021年12月 − アパレル小売店とのコラボ出張診断

2022年8月 − 自社でのイメージコンサルタントスクール開業

2022年10月 − アパレル小売店とのコラボ出張診断

不定期連載】不易流行 その1

フヂナミが提唱する「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランドの紹介

世界最高峰の高級カシミヤ・ウールブランドとしても、今や総合アパレルブランドとしても有名なロロ・ピアーナ。特にそのストールは「世界の名品カタログ」にも収蔵される程の名品として知られています。

LVMH(ルイヴィトン・モエヘネシーグループ)に株を売却した後も例外的に、20%の株式を保有し続けている創業家ロロ・ピアーナ家の総帥であり稀代の伊達男でもあったセルジオ・ロロピアーナの言葉があります。

「最高級の上質さは、時代の流れやトレンドを超越する。それをエレガンスと言うのだ。」

これは至言と言うべきものであり、「地域の専門十貨店」フヂナミの背骨を形成している精神とも言って良い言葉です。

時代の流れやトレンドを意識して、常に最新のファッションを発信していく立場である我々アパレルショップが、こうした不変をテーマにした精神と両立する事ができるのか?という一見パラドックスに落ち入りそうな設問のようにも思えますが、実はこれは両立できるのです。

「不易流行」という熟語があります。

これは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること、という意味の蕉風俳諧の理念の一つです。

そんな「不易流行」を形にして、フヂナミの提案する「パーマネントエレガンス」(永遠のエレガンス)を具現化してくれる珠玉のブランド達を1つ1つご紹介して参ります。

「パーマネントエレガンス(永遠のエレガンス)」を具現化してくれる珠玉のブランド達 その1

『CENTURY(センチュリー)』 − センチュリーを着けるプライスレスな時間

誰もが欲しがる有名ブランド、例えば車で言えば「ベンツ」のようなブランドが良いという方が大多数だと思います。

ロレックスの中古品(もちろん、全てのアイテムではありません。ただ80年代のエクスプローラーなどは当時の値段より遥かに高い値段で取り引きされる事もあるようです。)に高い値段が付くのも、ロレックスを欲しいと思う人が多いという証拠ですし。

でも、その反面そういうステレオタイプな価値観は嫌だという人もいます。ブランドの知名度ではなく、その物の本質を見極めて、購入したいという価値観です。

ベンツではなくあえて国産車、例えばLEXUS(レクサスはそう言ったブランドではないのか?という意見も出てきそうですが)を選ぶような人。

センチュリーという時計は主に都会で暮らすそういう傾向の女性に支持されているブランド。

ベゼルを全て強化サファイアガラスにした斬新なアイデアで、どのデザインの時計も一目でセンチュリーと解るアイデンティティを持っています。

時計だけどそれ自体が、まるでジュエリー。ジュエリー感、ラグジュアリー感を最大限に発揮してくれるブレスレットとも言える存在感です。

デニムやコットンパンツだけではシンプル過ぎ、カジュアルになり過ぎだと感じるのであれば、そこにセンチュリーを1本巻いてみて下さい。

白い綿シャツにデニムのシンプルでカジュアルな装いが、腕元のセンチュリーで一気に嗜みの良さをアピールし大人の女性としてクラスアップできる。そのちょっとの気遣いこそが、「エレガンス」だとフヂナミは考えるのです。

ビッグブランドの製品に比べて相対的にはお安いとは思いますが、もちろん廉価な商品ではありません。でも365日×○○年の満足感を得られるのであれば、それはプライスレスだと、フヂナミは考えます。

 センチュリーの創業は1966年に遡ります。創業者ハンス・ウルリッヒ・クリンゲンベルグは既に数々の発明により知られた存在でしたが、自らのアトリエを構えることで遂にその発明が創造的作品を生み出しました。それは時計のケース内を真空にした画期的なバキュームウォッチや、2種類のサファイアを一体化させたケース構造「メガリス」など、数々の革新的な技術により、輝かしい歴史の第1章を記すことになりました。

 透明でピュアな、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つサファイアは耐久性に優れジュエラーの夢とも言える素材です。この素材はセンチュリーのクラフトマンの創造性と伝統的なカッティング技術の融合と、極めて繊細な作業により光と色の煌めく輝きを生み出して全てのセンチュリーウォッチを唯一無二の素材となりました。

 フィロソフィー
「想像を超えて(Beyond imagination)」はセンチュリーの家訓であり、巧みの技を賞賛しながら更にアトリエを高みへと駆り立ててきました。それはファッション精神とも通じ、シックなレディースウェアと高度な宝飾技術はセンチュリーのそれぞれのコレクションのインスピレーションの源となっています。

 

センチュリーご愛用者へのインタビュー』

数多くのフヂナミのお客様にセンチュリーをお求め頂いておりますが、そのうちのお一人に最近インタビューさせて頂きました。仮にE.Kさんという事にしておきましょう。

私「E.Kさんは、どうしてセンチュリーをお求めになられたのですか?」

E.Kさん「私は、ロレックスのような誰が見ても一目で解るようなブランド物はしたく無かったんです。その時フヂナミさんでセンチュリーを見て、それに一目惚れしちゃったんです。」

私「使われてみて、満足感とかはどうですか?」

E.Kさん「どんなお洋服にも合うので、毎日着けています。毎日自分の腕を見て、『素敵。これを買って本当に良かった』って思っていますよ!」

私「それは良かったです!で、他の方とかに褒められたりはします?」

E.Kさん「ロレックスとかと違って、どのブランドかはやっぱりわからないみたいですから、具体的には少ないんですが、皆さんチラチラと見てるなー、と思いますよ。注目は集めています。」

色白の腕に光るセンチュリーがとてもお似合いのE.Kさん。

お客様とっての「プライスレスな時間」をいかにたくさん創れるか?が地域の専門十貨店であるフヂナミの使命です。

そういう意味では、我々にとってもとても嬉しいインタビューになりました。